オートバイを変える
カタログや見た目で気に入っていたバイクを購入した時には、その車両をとことん使いこなして、乗りつぶす気でいる人も数多く見受けられます。
しかし、実際にオートバイに乗ってみると、思い描いていたイメージとは異なる問題が発見されたり、他の車体に関する情報が入ってきたりして、興味や関心を惹きつけられたというケースも少なくありません。
他のバイクに浮気してしまうということは、ライダーの間ではしばしば起こるものです。
また、長い期間にわたって同じ車両を頻繁に使用し続けると、雨風にさらされたり、各部が擦り減ったり、損傷したり、汚れたりするなど、さまざまな問題が発生してくるリスクが高まります。
最終的に修理できないところまで行ってしまう可能性もあります。
ライダーがトレンドに敏感だったり、生活の事情が変わったりするというケースもあるかもしれません。
車両のデザインやカラーが時代遅れになったり、使用者の趣味、趣向や価値観、バイクの利用目的、必要性などが変化したりして、別のオートバイへと乗り換えることもあると思います。
バイクの買い替えに適切な時期
バイクを乗り換える時、果たしていつ乗り替えるのかが問題になります。
例えば、ローンの支払いが終わっていない場合には、買い替えの手続きが煩雑になったり、新たな車両を購入するための資金が不足したりする可能性が高くなります。
手続きの難しさを考えると借金が残っているうちに売るのは得策ではありません。
残債が無くなるまで買い替えの時期を先延ばしにしたり、イニシャルコストを用立てる目途が立ってから乗り換えの手続きに臨んだりというのが賢い方法です。
初めてバイクを買い替える場合はこの点に注意しましょう。
その一方で、数多くの試行錯誤を繰り返すという方もいます。
最終的に選んだ車両には、長い期間に乗り続けることができたと言う方も居ると思います。
買い替えの頻度を少なく抑えるには、じっくりとバイクを決めることもひとつの選択肢になるでしょう。
買い替えをするためには、時間が掛かります。
また、使用する車両を変更したからと言って、現在抱えている問題が解決されたり、何らかのメリットを得ることができたりするとは限りません。
どの車種でも「完璧」ということはないのです。
また、走行距離は排気量によりますが、10万kmがひとつの目安となるでしょうか。
バイク好きであれば大体10年も乗れば耐用年数になってしまうと思いますが、必ずしも製品のライフサイクルに応じて買い替えをしなければならないというわけではありません。
バイクは物持ちが良い乗り物です。
特に所有者が愛情を持って接することで長い間使えるようになります。
例えば、走行距離が長い車両であったとしても、排気量やメンテナンスの状況などによっては、まだまだ乗ることができるものも存在します。
ものによっては30年以上、20万km以上使うことができます。
きちんと手を掛けて、本当にダメになってから買い替えるべきです。
そうすればローンの支払いも終わっていることでしょう。
つまり、タイミングとはある程度乗り手の努力によって決めることができるのです。