レーサーレプリカとは
オートバイに関連する用語として、スーパースポーツやレーサーレプリカなどといった言葉を見たり、聞いたりした経験のある方がいらっしゃるかも知れません。
オートバイの一種であるスーパースポーツ。
かつてはレーサーレプリカと呼ばれていたそうです。
レーサーレプリカとは、オートバイメーカー各社が、レースの中で得た技術を応用して、高い走行性能やレースにおけるイメージを販売戦略として有効活用し、売り出していたものとなります。
レースに参加している車両は、レースでの成績が、売れ行きを決定する重要なものになるという特徴がありました。
また、車両型式は販売台数、年代、レギュレーションなどといった条件によって異なると言われております。
レーサーレプリカとスーパースポーツ
レーサーレプリカの場合には、原型となるバイクがレーサーとして存在している必要があります。
その元となるレーサーを模倣して、レプリカとして市販されているものがレーサーレプリカであるものと考えられます。
スーパースポーツ、略してSSは、市販車を主体とするバイクの分類方法です。
例えば、市販車をそのままレースに使用したり、レース用に保安部品を取り外すなどといった改造をした車両が出場したりするケースが存在していました。
かつてはレーサーレプリカと呼ばれていたスーパースポーツですが、1990年代以降、市場に変化が訪れます。
「レーサー」が居ないことから、オートバイ各誌のレギュレーションとは異なるものです。
レーサーレプリカの魅力とは
レーサーレプリカ(現在のスーパースポーツ)は、レース場でさっそうと走っている車両に憧れを抱いている人であれば、是非とも手に入れたいバイクと言って良いのではないでしょうか?
先ほども述べたように、今では、スポーツバイクといえば、スーパースポーツが主流になっているという状況があります。
しかし、かつて存在したレーサーレプリカに興味、関心を持っている人も少なからず見受けられます。
レーサーレプリカには、1980年代に始まったバイクブームの流れに乗って、当時の最先端技術を使ったアップデートが、毎年のように行われました。
バイクブーム全盛期にしかない、ハイスペックや豪華な装備があることは、レーサーレプリカの大きなメリットと言って良いでしょう。
レーサーレプリカは消えた?
レーサーレプリカは現在ではあまり姿を見なくなりました。
生産されなくなってしまったからです。類似のもので販売しているものは、スーパースポーツに移行しているのです。
しかし、レーサーレプリカがまったくないというわけではありませんし、購入するメリットはあります。
車両が発売された当時は、それなりの値段が付いていたものの、現在、中古であれば、リーズナブルな価格で販売されているケースも存在するからです。
今では珍しくなってしまったのですが、メーカーのスポンサーカラーが楽しめるのも、利点と言えるでしょう。