エンジンオイルの交換方法

一番交換する事が多くなるエンジンオイル

バイクも自動車も一番交換する事が多い、メンテナンスすることが多いのが、エンジンオイルです。
エンジンをいい状態で維持するために、どうしても必要になるメンテナンスであり、エンジンを壊さないためにもしっかり行っておきたいことです。

エンジンオイルを交換しないでいると、エンジンが焼き付いて事故や転倒の危険も高まるので、定期的に交換する事を忘れないようにしましょう。
通常エンジンオイルの交換は、化学合成油であれば3000km位、鉱物油を利用した者なら1000km位で行います。

エンジンオイルの交換の前に、キャップを開けて状態を確認します。
その際、キャップが開きにくくなっていることもあり、この状態でキャップを外してしまうとさらにキャップが空かなくなります。
どうしてもあかない場合、お店に相談する方がいいでしょう。

エンジンオイルを交換する

古いエンジンオイルを全部排出するという事は基本的に不可能な事ですが、エレメントの作業などを行いながらオイルを抜くようにすると抜けがよくなり、また時間もかかりにくくなります。
エレメント作業の中でボルトをいくつか外すことになりますが、長さ、形状が違うボルトがあるので、外した順番で、取り付ける時にわかりやすいように置いておくと作業しやすく間違えることがありません。

ここでポイントです。
オイルが漏れないようにパッキン類がついています。
このパッキン類は締める時、つぶれるためより一層密着度を高めるという働きがあるので、交換した方が安心です。
つぶれているパッキンを再利用するのは危険なので、パッキン類は新品に交換するように準備しておきます。

トルクレンチを利用してボルトを締めます。
なぜトルクレンチを利用するのかというと、ボルトなどが損傷しにくくなるからです。
汚れを丁寧に除去し、オイルエレメントフィルターの新しい物を取り付ける際、パッキンにオイルを塗りなじませます。
このひと手間によって貼り付きや濡れを防止する事が出来ます。

清掃が終わったらオイルを注入します。
先ず少なめに注入し、少しずつ増やしていきます。
ある程度入れたら一度エンジンを始動してみて、オイルレベル点検窓を見てみましょう。
下限と上限の間の基準線に達していれば、適量です。
確認したらキャップを締め、オイル交換の完了です。

バイクに乗る方は、こうしたオイル交換などご自分で行う方が多いのですが、やり方がわからないという方は、無理せず、お店に依頼して行ってもらう方がいいでしょう。
また先輩ライダーの方に、エンジンオイルの交換方法を教えてもらってもいいでしょう。
こういう作業を一つ一つ知っていき、自分で出来るようになるのも、バイクの楽しみの一つといえます。