絶版車だから電気系統が弱い?
バイクはかなり古い車種でも、人気が高いものがたくさんあります。
バイクの免許を取得する際、古いバイクに乗ることを夢見て免許を取りたいと考えた人も少なくないでしょう。
絶版車、つまり現在すでに製造販売されていないバイクをのる方も少なくありません。
そんな絶版車に乗る場合、電気系統が弱いのは当然と思っている人もいます。
しかしそう思いこむあまり、バッテリーの消費が早いのは仕方ないとあきらめてしまいますが、実は、メンテナンスをしっかり行わないことが原因となって電気系統が弱くなっいるということもあるのです。
しょっちゅうバッテリーが上がってしまうという絶版車についても、絶版車だから仕方がない、と思わず、何らかの原因があるのかもしれないと考えてみましょう。
バッテリーが弱くなってしまう要因はいくつかありますが、例えば発電機のトラブル、またレギュレーターの不調です。
勿論長く乗られてきたバイクですから、新車よりずっと弱くなってしまうことは否めません。
しかし、バイクというのは丁寧にメンテナンスし、必要箇所を修理していくことでとても乗り心地が良くなるものです。
手をかければそれに答えてくれる乗り物といっていいでしょう。
特にバッテリーのメンテナンスは定期的に丁寧に行ってほしいものです。
比重を計測してみましょう
バッテリーの状態を確認するためには、バッテリーコンディションをみることができる計測器で行います。
比重計を使ってバッテリー液の比重が適切かどうかをチェックします。
絶版車は特にバッテリーのメンテナンスを行う必要があるので、比重計を一つ持っておくといいでしょう。
比重がもしも適正ではないとわかったら、補充電を行うことでバッテリーのコンディションをあげることができます。
電圧のチェックを行いましょう
比重計でバッテリー液の比重を確認して適正な範囲であれば、電圧を確認します。
正常な電圧は12V以上とされますが、調子のいいバッテリーは12.5V以上です。
12V以上があるから大丈夫と思うのはよくありません。
旧タイプの解放型バッテリーは、特に電圧が降下しやすいタイプなので電圧をしっかり計ってみましょう。
バッテリーの電圧チェックを定期的に行うためにも、できるだけ質の高いチャージャーを手に入れておきましょう。
充電系をチェック
電圧は充電系の状態も見たいので、エンジンを始動してみて、回転域によってどのくらいバッテリーが上がるか確認します。
エンジンをかけてアイドリングした場合、12.8V以上ある、エンジンの回転数を上げると14Vから15V程度の電圧がでる、ということならバッテリーは良好な状態です。
14.5V以上あれば大満足という状態です。
バイクのメンテナンスには工具や計測器などが欠かせません。
費用が少々かかってしまいますが、持っていると適正なメンテナンスができるのでそろえておくといいでしょう。