バイクにおける燃費

購入時の条件の1つに燃費

バイクを購入する際にはまずは車を選ぶのと同じで、新車か中古車のどちらを購入するかという分類がありますよね。
新車ならディーラーで買えば定価にプラスアルファで購入し、中古なら折衝次第で価格を決め直す。

いずれを選んでも初期投資にかかる金額は、まずは購入時にかかるものですから、どうしても避けては通れませんよね。
しかし購入した後、つまりその購入したバイクを維持をしていく中でも当然お金はかかります。

まずは毎年年間の車両税や任意保険、自賠責などの保険経費です。
これは購入する際のバイクによるものなので、ほぼ購入時に分ります。
そして一番かかわってくるのがそのバイクの燃費です。

といっても車ほどの維持費がかかっているわけではないので気にしないという方もいるかもしれませんが、同じバイクを購入するなら少しでも燃費のいいものを選ぶのが賢い買い方だと思います。
そんな中で、今日はバイクの燃費に焦点を当てて考えて見たいと思います。

バイクの燃費とは

まず燃費は、ガソリン1リッターあたりどれくらい走るのか?
で通常考えますよね。
その燃費は車と同様バイクの排気量によっても若干変わってきます。
車の場合は排気量で使用する燃料の量がだいぶ変わってきますよね。

バイクの場合も車ほどではないにしろ、大排気量になればなるほど燃費は基本的に悪くなります。
しかしバイクの場合は元々その運動性能の高さや車体の軽さから排気量による燃費の違いは出てきにくいんですね。

もちろんバイクの車種やエンジンの機構、性能、仕組みによって変わってくるので、エンジンが大きくなればガタイもでかくなり、それだけ燃料を使うということでバイクの世界の中でも比較していえば大きなバイクはそれだけ燃費が悪くなる・・・ということです。
その辺は車と同じですね。

エンジンによる燃費の違い

それではバイクの燃費はそれ以外にどのような要素で違ってくるのでしょうか。
大きく分けてエンジンにはいわゆる2ストロークエンジンと、
4ストロークエンジンというのがあります。

前者は原付のように、燃料とオイルを同時に混合させるタイプです。
オイルも無くなったら燃料のように補充します。
それに対し後者は車のように燃料を入れて、たまにオイルを交換するというタイプです。
バイクにおいて2ストロークというのはほぼ原付などに限定されます。

私もDioやjogに乗っていた時にはこのタイプでした。
また4ストロークというのは、普通のそれ以上の排気量のバイクだと思っていただければいいでしょう。

それからもうひとつ大事な立て分け条件として、ピストンが入っているシリンダーの数です。
いわゆる気筒というやつですね。
これが1つのものを単気筒、2つのものを2気筒と言ったりするのですが、市販されている原付などは単気筒です。
そして市販されているそれ以上の排気量のバイクでは2気筒や4気筒が多いと思います。

そこでこれらを踏まえて燃費を整理すると、一般的に言われる燃費は

・原付スクーターなどの2ストローク車で単気筒
 25km~30km/L

・125ccで2ストロークで単気筒
 20km~22km/L

・250ccで4ストロークで単気筒車
 25km~28km/L

・250ccで4ストロークで2気筒
 20km~25km/L

というところでしょうか。
これはカタログ値ではなく、実際に私が乗ってみた感覚です。
つまり単気筒よりは2気筒のほうが燃費は悪くなり、4ストより2ストのほうが燃費が悪くなる。
また2ストはオイルもまた随時継ぎ足ししなければならないのでガソリン燃費にプラスαですよね。

最後に4気筒車は排気量による燃費にはほぼ違いは見られず、
13~15km/Lくらいは走ります。

燃費のいいバイクとは

ここまで見てくると、私の結論は燃費がいいバイクを選びたいなら4スト2気筒で、しかも車検のない250ccバイクを選ぶのが
一番経費が少なく、楽しめるバイクライフを送れる方法なのかと思います。
燃費だけをみると50ccのカブを買えば50km~60km/Lは走りますが法定速度は30kmですからね。

出前ならまだしも、買い物にチョイ乗りするにも煩わしく感じるでしょう。
250ccスクーターがいいかもしれませんね。