知っておきたいプライスカードの見方

プライスカードとはいったいなに?

公取協に加盟している会員店では、お店に並べられているバイクに必ずプライスカードが掲げられています。
このプライスカードの仕様は基本的に統一されていますので、とても見やすく明確な形で、そのバイクの価格や仕様、状態などが分かるようになっています。

プライスカードの具体的な内容は、メーカー、製造国、価格、保証期間やその内容、特記事項などです。
プライスカードという名称がつけられていることからも分かるように、バイクの価格の表記がメインとなっていて、ほとんどのカードで価格が中心にあり、より大きな文字で記載されています。

その周りに、ヤマハやホンダなどのメーカー名と、日本、アメリカなどの製造国記載があります。
保証については、1年間もしくは5,000kmまでの保証というように、期間もしくは走行距離での条件記載がされていることがほとんどです。
そして、特記事項ではオプション品の装着や、別途保証を追加料金で付けられることなどの説明がなされることが多い傾向にあります。

価格の表示方法は主に二つあるのできちんと見る

プライスカードのメインの項目である価格は、二つの表示の仕方がありますので注意が必要です。
まずは車両本体価格とも言える、「現金販売価格」という表示の仕方です。
これには保険代や税金などが入っておらず、あくまでバイク本体のみの価格という意味であり、実際に購入するときには数万円のプラスとなりますので、それを念頭に置いて検討する必要があります。

もう一つは、「現金支払い総額」という表示の仕方です。
これは上記の「現金販売価格」に加えて、保険代や税金、諸費用など一切合切の費用が含まれていて、その費用以上支払うことがないという意味となります。
販売店によってこの表記の選択は違いますが、全体的に見ると「現金販売価格」の表示の方が多い傾向にありますので、プライスカードに書かれている価格よりも多少総額ではアップするという認識でいると良いでしょう。

プライスカードがあることの安心感

プライスカードが掲げられている販売店では、より安心してバイク購入ができます。
というのも、すべての必要な項目がはっきりと明示されていますので、バイクの状態や価格について疑問を持つことなく契約ができるからです。

また、プライスカードが掲げられているということは、公取協に加盟している会員店であるという証しとなります。
公取協に加盟している販売店で購入した場合、万が一購入後にトラブルが生じた時などは、公取協に相談することによって問題を解決できますので、より信頼感があるのです。
それで、バイク購入を検討しているのであれば、公取協会員店を選ぶのがベターと言えます。