バイク販売の宣伝広告はきちんとしたルールに基づいていなければならない
バイク販売店では、より多くのお客さんに情報を提供するため、折り込みチラシやWEBなどで宣伝を出すことがあります。
その際には、法令や業界の規約によって定められたルールに基づいて、広告の内容を決めなければならないことになっているのです。
このルールを守らないと、指導や警告などのペナルティーがありますので、きちんとそれぞれの販売店で気を付けて宣伝内容を考えていますが、たまにルールを外れた広告を眼にすることがあります。
こうしたルール違反の広告は、たいていの場合で誇大広告であったり、根拠のない記載をしていたりすることが多いものです。
しかも、こうした広告は、消費者から見ると魅力的な内容に見えたり、より興味をそそられるようなものになっていたりするものですので、気を付けないと誤った情報に釣られてしまうことになります。
ルール違反の広告とはどういうものなのかを知って、注意を払うようにしましょう。
不適切な広告は情報が制限されていることが多い
消費者を釣るようなルール違反の広告というのは、たいがいの場合で情報が制限されているものです。
たとえば「今だけ15万円ディスカウント!」という文句で宣伝している広告があるとします。
実に魅力的な文句ですが、どの価格を基に15万円を引いているのかが分からないと、それが安いのかどうかがはっきりと分からないため、ルールでは必ず基準となる価格と理由を載せることを求めています。
さらに、今だけというのは具体的にいつからいつまでなのか分からないので、やはり期間を明示する必要があるのです。
また、バイク販売価格が数字だけで表記されている時も注意が必要です。
というのも、価格表記においては、それがバイク本体だけの価格で別途保険代や税金、諸費用などがかかるのか、それとも総額での表記なのかを示さなければならないことになっています。
そのため、単に数字だけの表記で価格が示されている場合は、ルール違反となっていることが多く、注意が必要なケースとなります。
広告だけに頼らず必ず店舗で実車をチェックする
広告はこのように、消費者の興味を引くために情報が制限されていたり、逆に誇大表示がなされていたりすることがあります。
そのため、バイク選び、そしてそもそも販売店を選ぶ際には、こうした宣伝だけに惑わされるのではなく、必ず店舗に足を運んでスタッフの対応の様子をチェックすることが大切です。
バイクの装備や機能、メンテナンスについての細かな説明をしてくれるか、価格の詳細を税金なども含めて正確にしてくれるかなどを見て、信頼できるお店かどうかを判断するようにしましょう。