中古バイクの広告ではより詳細な記載が求められる
バイクの広告では、価格や状態、メーカー、何らかの特記事項などのきちんと表示することが求められますが、中古バイクの場合はより詳細にするべきことが定められています。
具体的には、たとえばそのバイクがカスタマイズされているのであれば、単に「カスタム車」という表記をするだけでは不十分であるとしています。
どんなカスタムをしているのか、パーツの種類などを明記することが必要になってくるのです。
また、価格の表示においては、中古という状態での販売ですので、新車時の販売価格を載せることは基本的に禁止されているということも覚えておきましょう。
中古バイクを売る時のテクニックとして、新車価格だとこのくらいの値段だが、ここまで下がっていることをアピールすることがあります。
しかし、この手法は広告に掲載する情報としては不適切であると規定されていますので、中古なのに新車価格が表示されている広告には注意すべきです。
価格の表示内容にも十分注意する
さらに注意すべき点としては、販売価格の表示内容です。
バイクの販売価格については、必ずそれがバイク本体のみの価格なのか、それとも乗り出し価格なのかを記載しなければならないことになっています。
もしバイク本体価格のみの表示をしているのであれば、別途保険代や諸費用、税金などがかかるということを表記しなければなりません。
一方で、販売総額となるのであれば、その旨も記載することになっています。
もしも、こうした表記が一切なく価格だけがシンプルに記載されている場合は、より安く見せるためにバイク本体のみの価格を記して、諸費用などがさらにかかることを隠していることがほとんどですので、十分に注意してください。
自動車公正取引協議会の会員かどうかもチェックする
このように、気を付けなければ、広告というのは消費者の注目をひき、いかにも魅力的なバイクや販売価格であるようにみせるものとなっています。
巧妙な仕方で広告を出してお客さんを釣ろうとする不届きなお店も中にはありますので、しっかりと内容をチェックすることが大事なのです。
そこで、信頼できる販売店、広告を見分けるために、自動車公正取引協議会の会員であるかどうかをチェックすることをおすすめします。
自動車公正取引協議会の会員である場合は、必ず広告にもその旨を記載することになっていますので、すぐに確認することが可能です。
公取協の会員店では、よりはっきりとしたルールを守るように定められていて、特に販売しているバイクの情報の表記については明快な規約があります。
信頼できる広告作成や情報提供をしていることを示すものですので、安心してバイク選びができるのがメリットです。