1921年に設立されたMOTO GUZZI(モト・グッツィ)

イタリア最古参のモーターサイクルブランド、MOTO GUZZI(モト・グッツィ)

モト・グッツィはイタリアでも歴史のあるモーターサイクルブランドです。
第一次世界大戦の勃発によってイタリア陸軍に召集されたことによってであった青年たちが戦争の合間に語り合い、戦後にモーターサイクルメーカーを作ろうと誓ったことによってうまれました。

モト・グッツィのエンブレムはイタリア空軍も紋章でもあります。
それだけでなく夢半ばにして世を去った仲間への友情の証でもあるものです。

最初に誕生したモト・グッツィの市販車はこだわりが詰まったエンジンが搭載されておりオイル管理を徹底したことで高い耐久性を実現したものでした。
その後も情熱をもってバイクを製造していきレースへの参戦もしています。
タルガ・フローリオに出場したことでモト・グッツィは新しいブランドながらレース界でも注目される存在となったのです。

しかしレースが増えてしまったことや開発費用がかさむことからモト・グッツィはレースからの完全撤退をしてしまいます。
その後も経営状態から新しいバイクを作ることは不可能と考えられていましたが伝説のバイクとも言われているV7を誕生させています。

モト・グッツィで大人気のモト・グッツィV9ボバー

現在モト・グッツィのバイクで人気のあるバイクの一つがV9ボバーです。
ボバーというのはアメリカを中心に流行っているクルーザーカスタムの新たな形で追いついたモノトーンのカラーリングや装飾を省いたシンプルなデザインが特徴となっています。

モト・グッツィにはラグジュアリークルーザーのモデルであるカリフォルニア1400カスタムがありますが、それよりもより軽量でコンパクトな車体でありなおかつスポーティーな乗り心地です。
そのためV9ボバーは今までのコンセプトやスタイルとは違う新しいジャンルのバイクと言えます。

エンジンはV7シリーズをべースとして排気量を拡大して今までネックとなっていたエンジンの発熱のパフォーマンス低下を改善しています。
それだけでなく燃費性能も高いです。

車体はV9ボバー専用設計となっておりシンプルながら充実した足回りとなっています。
フロントは極太サイズのタイヤが採用されておりボバーらしい仕上がりです。

新世代モデルらしく電子デバイスも装備されています。
前後のブレーキはそれぞれ独立していて介入度も2段階のチャンネルが設定されているので路面状況によってセレクトが可能です。

オプションではBluetoothでスマホをリンクさせることができるようになっており、見た目が変わっただけでなく現代的なユーティリティを備えていて使い勝手も良くなっています。
乗り心地も良く装備も使いやすくなっており多くのファンを魅了しています。