2輪車の排気量の違いによる経費などについて

日本の2輪車市場

数年前のガソリン高騰は4輪愛好者のみならず2輪愛好者にも大打撃をあたえましたね。
それだけでなくモーターカー、モーターサイクル業者にも悪影響がありました。

しかし、強いて言えば、燃費の割りのいい2輪車市場に良く傾いたとも言えます。
4輪よりは燃費が良く、運動性も良い2輪車はあれから日本市場においても若干の上向き傾向で推移していたようです。

では、2輪であればなんでもいいかというとやはりそこは役割によって違ってきます。
たとえば399cc以下までであれば車検がないのでそれだけ経済的ですし、長距離を走る方にはそれでは不十分だと思うので400cc以上を購入するとか、人によって購入目的が違ってくればバイクの大きさも変わってきます。

それらの違いを見てみましょうか。

50cc以下の原動機付自転車

まず一番楽な2輪車と言えば原付ですね。50cc以下です。
免許の記載は原付一種で、原動機付自転車のことです。
これだと自賠責以外で車両税が年間1000円なのでとてもリーズナブルに乗れますね。
自賠責を含めても年間当たり6000円くらいでしょう。

買い物やチョイ乗りにちょうどいい2輪車と言えます、場所もとらないので自転車に毛の生えた程度と思えば家庭においても置き場所に困ることはほぼないでしょう。

そして次には90cc以下の原付二種、こちらから後部座席があれば二人乗りがOkになりますね。
車両税も1200円とほぼ原付と一緒で、大きさもあまり原付と変わりません。
これもちょっとした街乗りに楽な2輪車でしょう。

私も初めて乗ったのがこのクラスで、DT90というバイクでした。
そして次は125cc以下、ここまでが原付と言われるものですが、原付だけど原付に見えないくらいの改造が出来てしまうのも原付の魅力です。

実際、私は昔ですが90ccのバイクでサクッと高速道路に入れたことがあります。
首都高で、DT90でフロントフォークをガツンと伸ばしていたので、大排気量に見えたのでしょうね。
今では反省していますが、無謀なチャレンジャーでした。

自動2輪車

ここからが扱いの違うバイクになります。
原付ではなく自動2輪扱いです。
高速道路にはリーガルに乗ることができますし、運転にある程度技術もいるようになります。
200cc、250ccですね。

私の現在のバイクが250ccのHONDAマグナです。
一見400ccに見えますが実は250cc。
250ccと400ccの違いは、車検があるかないかの違いになります。
つまり年間維持経費が変わってくるという事です。

そして、400ccからは車検が必要になるクラスです。
車両税も5000円と軽自動車に段々近づき、自賠責もこれ以上のクラスと同じ価格が取られます。
ここまでが普通自動2輪免許で動かせるバイクになります。

大型自動2輪車

ここからが大型自動2輪免許が必要になるクラスで
750cc以上、ナナハンと言われるバイク以上のエンジンなどを持つバイクです。

これは車両税は5000円と、400ccと同じなのですが、車検代が変わってきます。
私も大型自動2輪を持っていますが、400ccを購入するくらいなら大型のリッターバイクを購入したほうがいいと一般的にいうのは車両税も自賠責も同じ価格だからです。

大きくざっくり言って、原付、400cc、750cc以上と覚えておけば良いと思いますが、2輪車を購入する場合はそれぞれの経費によって、また使う目的によって選択するのが良いと思います。