バイク用プロテクターとは
バイクというのは四輪車のように体が車体に保護されているわけではなく、走行中も常に危険と隣り合わせの乗り物ですから、しっかりとプロテクションをすることが必要です。
たとえ5分の走行でも、バイクに乗る際にはバイク用のプロテクターを身につければ、万が一の時でも怪我などを避けることができます。
風を全身に受けて走る爽快感は何物にも代え難いものですが、転倒してしまうとケガや骨折のリスクが大きいのがバイクです。
ライディングに特化したプロテクターは胸部や腹部脊椎などに対するダメージを和らげてくれますので、バイクに乗る際には必ず身に着ける習慣をつけたいものです。
バイク用プロテクターの種類
バイク用プロテクターにはさまざまな種類があり、それぞれに適した部位やメリット・デメリットなどがあります。
一般に、堅牢な素材で作られているハードタイプのバイク用プロテクターは体躯などをしっかりと保護してくれるので、安全性が高いのが特徴です。
ただし、着装感の点からすると今ひとつ快適さに欠けるのがデメリットと言えるでしょう。
ハードタイプに対して、ソフトタイプのプロテクターは着心地がいい点がメリットです。
ただし保護力の面ではハードタイプには及びませんので、長距離のツーリングなどにはやはりハードタイプをおすすめします。
プロテクターは「インナータイプ」と「外付けタイプ」という観点から分類することもできます。
ウェアと一体になっているインナープロテクターは外から見ても目立たず、ジャケットを着脱するだけで身につけることができるので、手軽と言えば手軽です。
逆に外付けタイプのプロテクターのほうは、着脱に手間がかかって面倒な点をデメリットに挙げる人は少なくありません。
しかし、プロテクション効果が高い点では軍配が上がります。
上半身を保護するか、下半身を保護するかでもバイク用プロテクターの種類は異なってきますので、バイク専門店のスタッフとよく相談しながら選ぶのが一番です。
ヒザやスネなどの部分もバイクでは無防備になってしまいがちなので、しっかりと保護することが大切です。
警察でも使用されているプロテクターとは?
安全を遵守する警察の白バイ隊員が使用しているプロテクターには、エアバッグを装備したアウタープロテクターと機動力に優れたインナープロテクターの2種類があります。
もしもの時はエアバッグが機能してくれるタイプのプロテクターはエアが入ったボンベが収納されており、事故の際には気室が一瞬で膨らみ、ボディを保護してくれる優れものです。
チョッキタイプのインナープロテクターのほうは、脊椎と胸部をしっかりと保護してくれます。
フレキシブルなソフトタイプなので、体の動きを妨げる心配もありません。