新車の初回点検とは
同じバイクでも、定期的な点検をこまめに行い大切に扱えば、長い間ベストコンディションで乗り心地を楽しむことができます。
逆に、乱雑に扱い点検もまめに行っていないバイクは長持ちしさせるのが難しく、買って数年でトラブルが続出してしまうものです。
新しいバイクを購入した場合、購入してから1ヶ月後、あるいは1000km走行した時点で初回の点検整備を受けなければならないと決められています。
バイクは厳正な検査を通って市場に送り出されてきますが、実際に走行してみると走行による振動や負荷でネジが緩んでしまったりすることがあります。
初回点検では各部のネジに緩みがあるかどうか、ホイールの取り付け部などに緩みが出ていないかどうかを調べます。
電子部品に初期不良がある場合なども、この初回点検で確認されることが多くなっています。
新車のバイクではよく「慣らし運転」が大切だと言われており、実際1000km程度の慣らし運転をしてバイクの様子を見ることによって、バイクの寿命を大幅に伸ばすことができます。
初回点検の費用や注意点
初回点検は、原則的に無料でやってもらうことができます。
無料点検期間はどこのメーカーでも50日間と指定されており、50日間を超えてしまった時にはメンテナンスノートなどの書類を持って行かないと初回点検が有料になってしまいますので注意しましょう。
また、無料点検であっても電球やブレーキパッドなどといった消耗品やオイル交換は実費を負担しなければなりません。
バイクの初回点検は、必ず前もって予約を入れておくことが重要です。
予約を早めに入れておかないと無料点検期間を過ぎてしまい点検が有償になることもありますので、気をつけなければなりません。
なお、購入店とは異なるバイクショップに初回点検を依頼すると、無料で点検が受けられないこともあります。
初回点検で気をつけること
初回点検に行ったら、ささいなこともスタッフに伝えることが大切です。
きしみ音が気になる箇所や、ブレーキの遊びに関しても、違和感があれば迷わず整備スタッフに伝えましょう。
こうすることによって、バイクをベストコンディションに調整してもらうことができます。
特に問題がなければ、初回点検に要する時間は30分前後です。
必要書類が揃っているかどうか、必ず点検に出かける前にチェックしておくことも忘れないようにしましょう。
初回点検は新しいバイクを対象に行われていますが、バイクショップによっては中古バイクでも初回点検を行うところがあります。
中古バイクの初回点検は新車と同じで「購入後1ヵ月後または1000kmを走行した時点」となっています。
バイクを長持ちさせるためにも、中古バイクの初回点検も必ず受けておくといいでしょう。