6ヶ月点検とは
新しいバイクを購入すると、初回点検の後に「6ヶ月点検」や「12ヶ月点検」「24ヶ月点検」などが続きます。
このうち、道路運送車両法で実施の義務が定められているのは12ヶ月点検と24ヶ月点検の2つです。
12ヶ月点検と24ヶ月点検は「法定点検」と呼ばれており、主要パーツの劣化の度合いや消耗具合がチェックされます。
法定点検は法律で義務付けられてはいますが、定められた期間に点検を受けなくても、特に罰則があるというわけではありません。
あくまでもそれぞれのライダーが自己責任で点検を受けることが重要で、点検をきちんと受けておくことでバイクの寿命を伸ばすことが可能です。
12ヶ月点検と24ヶ月点検は法定点検と決められていますが、中には6ヶ月点検を推奨しているバイクショップやメーカーもあります。
6ヶ月点検というのは完全に任意の点検で、受けなければならないという義務はないとはいえ、「6ヶ月点検を受けていない場合には製品保証の対象にならない」と製品保証書に明記されているメーカーもあります。
このようなメーカーのバイクは、法的義務がなくても6ヶ月点検を受けておくことをおすすめします。
6ヶ月点検の費用や注意点
バイクの6ヶ月点検にかかる費用は、車種や依頼するバイクショップにもよりますが、だいたい5,000円〜10,000円が目安です。
購入したバイクショップによっては6ヶ月点検をタダで行ってくれるところもありますので、購入する時に確認しておくといいでしょう。
6ヶ月点検でチェックを受ける項目は、「スパークプラグの点検と清掃」「エンジンオイル・ミッションオイルの汚れと量」「エンジンオイル・ミッションオイルの漏れ」など、18項目と決まっています。
中には自分でチェックできる項目もありますが、できるだけプロの整備スタッフに点検してもらうのが得策です。
バイクの所要期間が長くなればなるほど点検項目が増えていく
法定点検である12ヶ月点検や24ヶ月点検になると、6ヶ月点検よりもチェック項目が増えます。
12ヶ月点検の場合は「クラッチ・チェーンなどの動力伝達装置」や「ハンドル・フロントフォークのかじ取り装置」など33項目、24ヶ月点検となると点検箇所は52項目に増えます。
定期点検はお金がかかるという声をよく聞きますが、定められた箇所の点検をきちんとしておくことによって大きな故障を避けることができますので、長い目で見れば点検にしっかりとお金をかけておいたほうが無難です。
定期点検を受けた時に、消耗品を交換すると追加の費用が掛かりますので、プラグ交換やオイル交換、冷却水の交換などは自分でやっておけば無駄な費用を節約することができます。