あまり乗らないバイクの保険料を抑えるには

バイク保険を見直すポイントは?

バイクの任意保険は、万一事故を起こしてしまった際に備えるためにも加入しておきたいところです。
しかし、保障が充実しているバイク保険に加入すると、毎月の保険料の負担が重くのしかかってきます。
要はバイクを運転する頻度や事故を起こすリスクを考慮したうえで、自分に合ったバイク保険を利用する必要があるわけです。

バイクを運転する環境が変化することで、加入しているバイク保険を見直す機会も出てくるでしょう。
以前に比べてバイクに乗る機会が減った場合、これまで加入していた(保険料を支払っていた)バイク保険は補償内容が過剰になっている可能性もあります。

このバイク保険の見直しに関しては意識しておきたいいくつかのポイントがあります。
まず「どこまで補償を求めるか」です。
対人・対物賠償補償など基本的な補償だけに切り替えれば、その分保険料が安くなります。
しかし、万一の時に備えて他のオプション契約なども加えたいケースもあるでしょう。
見直しに関しては、「補償内容をどこまでスリム化するか」が重要なテーマとなるわけです。

2つ目のポイントは、保険会社の変更を検討することです。
とくにこれまで店舗型のバイク保険に加入していた方は、ネットで完結できるダイレクト型のバイク保険に切り替えることも重要な選択肢となるでしょう。
ダイレクト型は、契約をネット完結で済ませるなど運営コストを抑えることで保険料を安く設定しています。
店舗型に加えてきめ細かな対応や説明などの面でデメリットがあるともよく言われますが、バイクに乗る機会が少ない人にとってはそれほど問題にはならないでしょう。
うまく切り替えれば、補償内容はほとんど変わらないまま保険料を安くすることも可能です。

そしてもうひとつ注意したいのは、バイク保険を乗り換える際に等級の引き継ぎを可能な形で行うことです。
現在加入しているバイク保険の満期日が来る前に乗り換えた場合、一年間無事故で過ごした場合でも現在の等級のまま引き継ぐことになるからです。
これは見直し・乗り換えのタイミングを決める上で注意が必要になってくるでしょう。

任意保険の解約は早計

さらにもうひとつ、バイクに乗る機会が少ないならいっそのこと任意保険を解約してしまおう、という選択肢も出てくるでしょう。
任意保険への加入そのものをやめれば、保険料の負担そのものから解放されます。

しかし、これはいくらなんでも極端すぎる考え方です。
バイクの自賠責保険だけでは、万一事故を起こしてしまった場合でも補償を受けられない恐れがありますし(自賠責保険は対人のみの補償)、補償額も限られています。
頻度を問わずバイクを乗る以上、事故を起こすリスクはつねに抱えているわけですから、任意保険は必ず加入しておくようにしましょう。