おすすめしたい日本メーカーのアメリカンバイク

ホンダレブル250とは?

ホンダのレブル250は、アメリカンバイクの視点から見ると評価が分かれる面もあります。
ある人は「スタイリッシュなデザインで優れた性能を備えたホンダらしい万能のバイク」、またある人は「これはスポーツバイクであってアメリカンバイクではない」と評します。
見た目はクルーザータイプのアメリカンバイクなのですが、実際の性能面や走行性・操縦性はスポーツタイプとも言える内容になっているのが大きな特徴です。

街乗りでも快適、シートが低く小柄な人や初心者にも適している、快適な走行性など非常に優れたメリットを備えている一方、「デカい、重い、パワフル」というアメリカンバイクの魅力を味わいにくい面も持っているのです。
ただ、性能面の素晴らしさは「さすがホンダ!」と言えるもので、純粋にバイク(あるいはスポーツバイク)として評価すれば高得点は間違いなし、あとはアメリカンバイクが好きな人がアメリカンバイクとしてどう評価するか、なのでしょう。

ヤマハドラッグスター250の魅力は?

ヤマハドラッグスター250も、ホンダレブル250と同じ用にアメリカンバイクとして見ると評価が分かれる部分があるモデルです。
単純にバイクとして見ると、ヤマハらしい素晴らしい性能とスタイリッシュなデザインを備えているものなのですが、アメリカンバイクとしての特徴を感じにくい面を持ち合わせているからです。

長距離での運転でも疲れないよう工夫されたシート、ハンドル、グリップの位置、操作性を重視したブレーキ・クラッチレバーの設定、アメリカンバイクならではの大きさ、そして長さ、さらにヤマハらしい洗練された魅力を備えつつもクラシカルな面を全面に押し出したデザインは、まさにすべての面において文句のつけようがない内容となっています。
しかしだからこそ、「デカくて重くて扱いにくい、でもそれがいい」といったアメリカンバイクの醍醐味を味わいにくい面も持ち合わせています。
ただ初心者にも扱いやすく、気軽にアメリカンバイクを楽しめる点からも優れたバイクなのは間違いないでしょう。

カワサキエリミネーター250の特徴は?

カワサキエリミネーター250は、1983年に登場した歴史あるカワサキのアメリカンバイク(クルーザー)のブランドです。
いかにもカワサキらしい重厚さと、アメリカンバイクの重量感が見事にマッチしたデザインで大きな人気を博しました。
その後生産が終了したのですが、2021年頃から復活が噂されるようになり、そのためここにきて再び「国産アメリカンバイクの雄」として注目を集めはじめているのです。

このカワサキエリミネーター250と言えば、なんといっても「ゴツいデザイン」、そして重い点が魅力です。
アメリカンバイクの良さとデメリットの両方を極限まで追求したようなデザインとなっており、好きな人にとっては最高のバイク、そうでない人にとっては「誰が乗るの?」と言いたくなるような個性派のバイクとなっています。
カワサキらしい走破性のよさと、アメリカンバイクならではのパワーと安定性を備えている点も非常に魅力的です。