バイク購入で見落としやすい要素足つきについて
バイクを購入する際には、まずなにをチェックするでしょうか?
価格、性能、デザイン、メーカー、モデル…いろいろなポイントが思い浮かびますが、その際に見落とされやすいのが足つきです。
実際にバイクにまたがってみないとわからないというのも理由ですが、どうしてもスペックに目が向いてしまうのは避けられないのでしょう。
バイクの足つきとは、簡単に言えばバイクにまたがって両足を地面につけたときの感覚のことです。
この足つきが良くないと、またがった時にバランスを維持するのが難しくなります。
例えば、無理してつま先を伸ばしバランスをとる状態は「足つきがよくない」ということになります。
この足つきは多くの人が思っている以上に重要なもので、バイクの乗り心地や安全性を左右します。
実際に跨ってみないとわからない、さらには実際に運転してみないとわからない面もあるので難しいのですが、バイクを購入する際には必ずチェックしておくべきポイントとなっているのです。
足つきはどうして重要なのか?その理由について
自転車の足つきと比較しても、安定した足つきの方が安全に運転できるのは容易に想像ができるでしょう。
しかもバイクの場合は車体が重いので、バランスを維持するのが大変です。
不安定な足つきでは、ちょっとバランスを崩してしまっただけでもたちまち転倒してしまいかねません。
これは単にバイクに乗る時だけの問題ではなく、信号待ちなどで停車している時にも大きな問題となります。
交通量が多い場所でふとバランスを崩して立ちごけをしてしまった場合、大きな事故に繋がりかねないのです。
実際の公道では、さまざまな事態が考えられます。
例えば強風が吹いている、あるいは停車中に歩行者や自転車が近づいてくるなどです。
バイクの足つきが悪いと、こうしたちょっとしたバランスの乱れをきっかけに立ちごけが生じてしまうこともあるのです。
とくに初心者は安全に運転・走行するためにも、バイクの購入時には足つきを重視するべきなのです。
問題なのは、「足つきのいいバイク」とはどんなものなのか、という点です。
もっとも重要なのは、自分の身長(足の長さ)とシートの高さのバランスです。
バイクにまたがって両足をつけたとき、安定した状態を維持できるかどうかということです。
しかしバイクの足つきは、このシートの高さだけで決まるわけではありません。
例えばハンドルの位置、バイクの車幅なども大きく左右します。
同じシート高でも、バイクの幅が広い方がシート高に対してより長い脚が求められますし、ハンドルの位置が前傾姿勢になりやすい方も同様です。
さらに体重が重い人のほうが足つきがよくなる、という傾向も見られます。