自賠責保険を車両を入れ替える場合の条件
自賠責保険は、どの排気量クラスであっても加入が義務付けられているのが特徴です。
保険に入らずにバイクに乗るのは違法で、摘発の対象となってしまいます。
そのため、バイクを買い替える時などは、必ず新しいバイクについても保険加入の手続きをする必要があります。
乗り換えの場合の手続きとしては、主に2つの方法があります。
今まで乗っていたバイクの自賠責保険を解約して、新しいバイクで別途新規加入するという方法です。
新しいバイクを買うタイミングが遅くなる、異なる保険会社を使いたいといった時には、こちらの方法が良いでしょう。
一方で、同じタイミングで買い換える、特に保険会社を変える必要もないという場合には、車両入替の制度を利用することができます。
つまり、古い契約の解約や新規加入をしなくても、現在の契約の内容だけを変えるというものです。
こちらの方が、手続きがシンプルですので楽に手続きできます。
ただし、どんなケースでも車両入替ができるわけではありません。
車両入替が可能となる条件としては、車両区分が同じである必要があります。
たとえば、原付一種から大型二輪に買い換えた場合は、自賠責保険の継続はできません。
また、登録する地域が変わると、車両入替ができないことがあります。
これは地域によって多少保険料が変わってしまうことが原因で、保険会社が定めている地域ごとの保険料区分において、同一の区分における移動とならないといけません。
そして、古いバイクについては廃車手続きを済ませてからでないと、車両入替はできないことになっています。
廃車にしたことを示す書類を提出することが車両入替の条件となっていますので、廃車手続きを先に進めるようにしましょう。
車両入替に関する手続きの方法
自賠責保険の車両入替をするにあたっては、保険証明書と印鑑が必要です。
また、上記のように古いバイクの廃車証明書、そして新しいバイクの車台番号を示す書類も提出することになります。
さらに、250cc以下の排気量の倍は、保険証商標ステッカーを添付します。
こうした書類を持っていき、加入している保険会社の窓口で手続きを行います。
基本的に車両入替は、ネットや電話では手続きができませんので、最寄りの店舗を探していきましょう。
書類の往復が必要となることがありますが、郵送で手続きができる保険会社もあります。
手続き自体は簡単で、まず廃車手続きをしてから証明となる書類を受け取り、並行して新しいバイクに関する証明書も取ります。
そして必要書類を揃えて保険会社に行き、自賠責保険の車両入替をしたいと伝えます。
保険会社が渡してくれる書類に必要事項を記載したら終了です。