まずは工具をそろえておこう
フロントフォークのオイルを交換するときは、いくつかの工具が必要です。作業に入る前に、手元にそろっているか確認しておくとスムーズに進められます。
まず欠かせないのがメンテナンススタンド。バイクを安定させて作業するための土台になります。次に、フォークの取り外しやキャップを開けるために使うレンチ類。トップキャップは強く締まっていることが多いので、サイズの合ったものを用意しましょう。
オイルの計量にはメスシリンダーや計量カップ、油面を正確に測るには定規や油面ゲージが役立ちます。古いオイルを受けるための廃油処理容器も必要です。さらに、フォーク内部をきれいにするためにパーツクリーナーも準備しておくとよいでしょう。
作業に取りかかる前に、バイクごとのサービスマニュアルを確認して、適切なオイルの粘度や必要量を調べておくことも忘れずに。
交換の流れをおさえておく
最初にバイクをメンテナンススタンドで安定させます。そこからフロントタイヤやフェンダーを外し、フォーク本体を取り出します。トップキャップを緩めるときは、スプリングの反発に注意してください。勢いよく飛び出すことがあるため、しっかり押さえながらゆっくり外しましょう。
取り外したフォークは逆さにして、古いオイルを完全に抜き取ります。中に残ったオイルをしっかり落としたら、パーツクリーナーで内部を洗浄します。細かい汚れや沈殿物が残っていると新しいオイルの性能が発揮できません。
清掃後、フォークを縮めた状態で新しいオイルを注ぎます。エア抜きとして、フォークを数回ゆっくり動かしながら内部の気泡を抜いていきます。その後、定規や油面ゲージを使ってオイルの高さを調整しましょう。
最後にスプリングを戻し、トップキャップをしっかり締めてからフォークをバイクに戻します。フロントタイヤやフェンダーも元どおりに取り付ければ完了です。
交換後に確認したいこと
作業が終わったら、いくつかチェックしておきたいポイントがあります。
まず、オイルの粘度と量は規定どおりだったかをもう一度確認しておきましょう。違っていた場合、乗り心地や操作性に影響が出るおそれがあります。フォークの締め付けも不足がないか、左右でバランスがとれているかも見ておくと安心です。
作業中はバイクが不安定にならないよう、しっかり固定できていたかどうかも振り返っておくと、次のメンテナンスに役立ちます。
最後に、必ず試運転を行ってください。段差やブレーキの効き、ハンドルの動きに違和感がないかを確認します。問題があればすぐに点検し直すようにしましょう。
フォークオイルの交換は走行距離で5,000〜10,000kmごとが目安とされているので、定期的なメンテナンスとして覚えておきたいですね。
