プロッツァ

女性からも人気があるバイク

プロッツァは愛知県一宮市に本拠を置く、日本のバイクメーカーです。
その歴史は大正4年の1929年にさかのぼり、第二次世界大戦中には、ゼロ戦の離着艦装置部品の製造を担当していたほどの技術を有しています。

その後、大手バイクメーカーのエンジン製造なども手掛けていましたが、現在は近年問題になっている地球環境問題を踏まえ、環境と共生できるバイクの開発を手掛けています。
それが、EVバイクです。

2009年にプロッツァ初となる電動バイク「EV-R55」が誕生していますね。
そして、2010年にはマスコミをはじめ多くの人から注目され、支持を集めることになる、ペダル付きのモデル「ミレット」が発売開始となりました。
地球環境への影響が少ないクリーンで静かな走りと同時に、12色ものカラーバリエーションが揃い、エコやファッションに敏感な女性から特に人気を集めています。
快適な街乗りが欲しい、気軽にドライブに行きたい、だけれど地球温暖化は防止したいという、これまでは相反する悩みが、「ミレット」によって両立可能、実現可能なものとなったのです。
「ミレット」は単に環境に優しく、お洒落なだけではありません。

今後も期待されるEV車

EV車の現時点での悩みといえば、公道に充電設備が少ないことですが、大容量バッテリーと高出力モーターで、EVバイクでのゆとりの走行と長距離走行も可能にしています。
その走行性能の素晴らしさは、公にも立証されています。

2011年には世界的に有名なバイクレース「マン島TTレース」に日本勢として初参戦して、見事完走を果たし、5位に入賞する好成績をおさめました。
こうした世界的レースでの活躍を受け、フィリピンの排気ガス問題を解決してほしいとオーダーを受けたプロッツァでは、2012年には7人乗りの電動三輪「ペコロ」を開発しています。
これまで培ったノウハウ生かし、フィリピンの美しい自然を公害や騒音から守り、環境に優しいうえ、たくさんの人数が移動できる便利な乗り物です。

一方「ミレット」には、家庭用コンセントで充電できるモデルだけでなく、リチウムイオンモデルも誕生しました。
よりいっそう軽量となり、走行性能もますます向上しています。
リチウムイオンモデルは、7カラーがラインナップされ、イタリアデザインでお洒落度もアップしています。
乗りやすいスマートフォルムに加え、脱着式バッテリーやペダルなど利便性も増しているのです。

このようにプロッツァが造るバイクは、人間と地球の未来を見据えたEVバイクであり、これからの時代には欠かせない乗り物です。