うまくマスキングテープを利用したい
塗装店でしてもらったようなできばえ、となるようなマスキングテープの技術、バイクに乗る方であれば、こうした技術を持っていたいという気持ちもよくわかります。
カスタムペイントで利用するエンブレムなど作る際、マスキングテープの使い方がうまい人は、本当にお店でしてもらったかのような出来になっています。
こうした上手なマスキングテープの使い方を理解したいという方も多いので、ここではマスキングテープの利用方法、テクニックを紹介します。
道具が肝心、しっかり準備しましょう
マスキングテープ、ラインテープ、幅の違うタイプがいくつも売られています。
ラインテープにおいては1.5mm、2mm、3mm、5mm、10mmという5つの種類を持っていると便利です。
マスキングテープは、3mm、4mm、5mm、7mm、10mmを用意し、特に3mmはよく利用するのでたくさん買っておくと便利です。
さあ、やってみよう
先ずはセンターラインを出すために、3mm、5mmくらいのマスキングテープをフロント側から切れないように身長に引っ張りセンターラインを引きます。
このラインがセンターに行っているかどうかを見分けるためには、タンク左右のブレスラインからマスキングテープの距離が同じになるように貼り付けるといいです。
ブレスライン、貼りおえたあとのブレスラインから規定の位置にそれぞれ、マスキングテープを貼っておきます。
外周1周に目印をつけて、1.5mmラインテープを準備、使う前には脱脂綿などで軽く拭いておくと安心です。
センターラインと同じようにはりますが、目印となっている面に沿ってはりつつ貼っていくとうまくいきます。
曲面は右手で(利き手)でテープを軽く貼りながら、左手で押さえつけていくという感じで行うと滑らかに貼ることが出来ます。
この作業は技術が必要というよりもコツをつかむことが重要で、何度も繰り返し、貼り直しとなることもありますが、根気よく「やりなおし」してください。
必要な箇所にマスキングテープを貼ること、寸法どおりに貼るということがポイントです。
内側のラインは2mm、間のスペースは3mmのマスキングテープを貼るとうまくいきます。
ラインテープを密着させるときには手をよく洗って行う事がポイントです。
必要ない部分のテープをカットしますが、このとき、塗膜を傷つけないように慎重に行ってください。
一度切り目を軽く入れて、二回目にカットするとうまくいきます。
ラインテープの境目にもマスキングテープを貼ることで、隙間がなくなり、塗装がうまくいきます。
複雑な形は貼り付けたい形をイメージしながらゆっくり時間をかけてマスキングテープを丁寧に張ると、仕上がりもきれいにいきます。
エンブレムの塗装も慎重に!
エンブレムのマスキングテープを準備し、デザインナイフで端のほうからめくります。
文字を残してはがしたら文字と下面、横面のスペースを5mmほど空けて、エンブレムを貼る位置を決めて、目印となる線を引きます。
転写シートを準備し、カッターで端からめくり、転写シートをずれないように貼り付けて密着、はがしたときの台紙を下にして、爪でしっかり押さえるように貼り付けます。
マスキングテープを台紙ごとはがし、貼る位置を決めて貼り付けます。
一発勝負となりますので、冷静にゆっくり落ち着いて貼ってください。
転写シートの上から爪で押さえるようにしてゆっくりはがし、上から密着させます。
色々とコツが必要で、経験もものをいうという世界なので、何度も失敗しながらあきらめずに行う事が秘訣です。
失敗を繰り返すほどにうまくなっていくはずです!